うまなり日記

宝塚記念、無事的中【ワイド】

宝塚記念、無事的中【ワイド】

物凄く重たい一日だった。重いと言っても馬場ではなく(馬場も悪化していたけど)、体が、低気圧で重だるく、ほとんど家から出なかった。

ときどき雨の日の重馬場も苦にしないという馬がいるが、もしかしたら、馬も生き物なので低気圧の影響も受けるのではないか、ふとそんなことを思った。

犬も低気圧で体調が悪化する場合があるようだし(参照 : 犬が低気圧のときに見られる症状)、たぶん馬も「だるいわ〜」とか声には出せなくてもきっとあるんだろうなと思う。

そう考えると、雨の日のほうが、パドックの様子が重要になるのかもしれない。

さて、重だるい体を引きずっていよいよGⅠ宝塚記念。僕はもう前日のうちに概ね決めていた。

参考にしたのは、過去の戦績と、いくつかのYouTubeチャンネル、そして、今回初めて導入したヒントが、追い切りの様子を見る、というもの。

どこをどう見たらいいかはよくわからないけど、タイムと、あとは力強い走りを見せている馬を探った。

そのなかで本命に絞ったのがクロノジェネシス。名前や毛色、風体も格好いい牝馬。

クロノジェネシスを中心に、ラッキーライラック、サートゥルナーリアなどを手堅く馬連で、もう一頭、追い切りで気になっていたのがキセキ。

キセキは正直あまりよいイメージがなかった。勝利からだいぶ遠ざかっているし、逃げて最後は交わされる、という先入観があった。ただ、キセキの追い切りがだいぶよい雰囲気に(なんとなく)思えた。

馬連は、上位三頭にしたものの、その他、クロノジェネシスを本命にして、キセキも含めワイドで散らした。

結果、無事的中!!!

直線でクロノジェネシスが飛び出して突き放したときには、重だるさが吹っ飛ぶくらいに声をあげた。

二番手にキセキ、馬連では買っていなかったものの、ワイドで約8倍、嬉しいな、と思いながら3着を見たら、12番人気で単勝100倍近いモズベッロが、サートゥルナーリアに先着しているではないか。

クロノジェネシスとモズベッロのワイド(約35倍)も買ってあった。

モズベッロも、確か追い切りを参考にしたのと、あと前走の天皇賞春は微妙だったけど、その前の日経賞2着、さらにもう一つ前の日経新春杯で優勝し、じゅうぶん馬券内に入る実力がありそうな上に、倍率がめちゃくちゃ高かったので購入した。

やっぱりワイドが好きだな、と思う。

上位の3頭を選び、馬連で組み合わせ、あとは本命と、気になる馬たち(穴馬含む)のワイドで幅広く、というのが自分的にも気持ちが楽だ(メンタルが弱いので)。

クロノジェネシスの圧勝もよかったが、年齢も6歳でもう終わったかと思っていたキセキの2着も感動した。逃げではなく真ん中辺りに控えて、直線で差しに行っての2着。

当たったから言えるんだけど、楽しいレースだった。

サートゥルナーリアの敗因はなんだろう。重馬場も苦にしないと聞いていたし、追い切りも絶好調だった。

ちょっと馬群で途中苦しそうにしていたのが、体力を食って最後伸びが足りなかったか。

もう一頭、ラッキーライラックは、雨による馬場の悪さが敗因だったようだ。

30分前の豪雨が明暗を分けた。返し馬からグシャっグシャって蹄音で、完全に道悪適性が出たね。(安藤勝己氏)

勝ち馬と併せてからは頑張っていたけど、最後はこの馬場を気にして、伸びなかったですね。(デムーロ騎手)

渋った馬場で無敗を誇るクロノジェネシスの圧勝や、2着のキセキも不良の菊花賞を勝っていたことを考慮すると、実はかなり道悪の巧拙が明暗を分ける馬場となっていたのかもしれませんね。(競馬記者)

出典 : JRA宝塚記念(G1)M.デムーロ「馬場が合わなかった」ラッキーライラックはクロノジェネシスに逆転許す完敗!

なるほど、奥が深い。