雑学・用語

落馬して勝利?

落馬して勝利?

マイルのGⅠレースNHKマイルカップで、本命にしていたバスラットレオンがスタート直後に躓いて騎手が落馬。

一瞬で自分にとってのNHKマイルカップも終わってしまったわけですが、落馬後も走り続けているバスラットレオンを見て、競馬の世界では、もしかして落馬後も走って、そのまま勝った馬もいるのだろうか、と素朴な疑問。

落馬した馬が勝ったレースを調べてみると、ツイッター上に二つのレース名が挙がっていました。

一つは、2008年開催の牝馬限定GⅠエリザベス女王杯です。

スタート直後に落馬したのは、ポルトフィーノと武豊騎手。3番人気で優勝候補の一角でした。

落馬し、その後どうなるのだろうと見ていると、空馬になっても全然戦う意思は削がれず、最後の直線、一気に抜いて、落馬しながらの勝利(もちろん無効)。

そして、もう一レース挙がっていたのが、2020年開催の南総ステークスです。

こちらも、スタート直後に落馬した馬が、最後の直線で巧みにかわし、勝利を(これももちろん無効ですが)収めています。

騎手の重さなどで一緒の条件ではないとは言え、賢い馬でレースに慣れていると、騎手がいないでも、ちゃんとこれがレースだというのが分かるのでしょうか。

しっかり最後まで全力を出し切って走りきっています。