みどりのマキバオー

みどりのマキバオーとNHKマイルカップ

みどりのマキバオーとNHKマイルカップ

NHKマイルカップは、当時クラシック三冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)に出走できなかった外国産馬や、距離適性が合わない短距離走馬のために1996年に創設された3歳限定(当時は4歳)のGⅠレースです。

距離は1600m、芝。

NHKマイルカップの前進は、東京優駿(日本ダービー)のトライアルレースとして1953年に始まったNHK杯(GⅡ)。

漫画『みどりのマキバオー』では、外国産馬のニトロニクスが、王者カスケードと対決するレースとして描かれます。

この漫画は1990年代の馬たちの物語で、マキバオーたちの活躍していた時代は、国産の馬だけがクラシック三冠の出場権利を持っていました。

外国産馬マル外はクラシックに出場することができず、外国産馬のニトロニクスも皐月賞でマキバオーたちと戦うことは叶いませんでした。

そのため、ニトロニクスにとっては、このNHKマイルカップが同世代のチャンピオンを決める唯一の晴れ舞台(しかし、基本クラシックを目指す馬たちは日程が厳しく距離も短いNHKマイルカップには出場しません)。

結果、カスケードに破れニトロは2着。

ただ、ニトロ自身はカスケードがわざわざNHKマイルカップに出場してくれたことに感謝するのでした。